我が家の冷蔵庫内にある年間消費電力の表示は、310KWh/年。
これに対し、「節電エコチェッカー」で、春に1カ月間、実測し、1年間の消費電力量をその数値を使って予測(夏の消費電力については現在測定中)すると、132KWh/年。
この差は178KWh/年。
我が家では、簡単に見積もって、メーカー表示の約43%しか使用していません。
これは、メーカーが想定するよりも178KWh/年節電できているということなのでしょうか?
今回は、冷蔵庫の使い方によって消費電力量にどのくらい違いが生じるのかについて、「省エネ性能カタログ2017年冬版」を使ってみていきます。
「省エネ性能カタログ2017年冬版」では、次のように書かれています。「冷蔵庫の置き方・使い方によって、大きな省エネ効果があります」
具体的に省エネ効果のある置き方・使い方について書かれているので、これを省エネ効果の高い順に並べかえてみます。
1、設定温度は適切に。 年間で電気61.72 kWhの省エネ 約1,670円節約 原油換算 15.55 ℓ CO2削減量 36.2 s 周囲温度22℃で、設定温度を「強」から「中」にした場合
2、壁から適切な間隔で設置。 年間で電気45.08 kWhの省エネ 約1,220円節約 原油換算 11.36 ℓ CO2削減量 26.5 s 上と両側が壁に接している場合と片側が壁に接している場合との比較
3、ものを詰め込みすぎない。 年間で電気43.84 kWhの省エネ 約1,180円節約 原油換算 11.05 ℓ CO2削減量 25.7 s 詰め込んだ場合と、半分にした場合との比較
4、無駄な開閉はしない。 年間で電気10.40 kWhの省エネ 約280円節約 原油換算 2.62 ℓ CO2削減量 6.1 s 旧JIS開閉試験※の開閉を行った場合と、その2倍の回数を行った場合との比較
5、開けている時間を短く。 年間で電気6.10 kWhの省エネ 約160円節約 原油換算 1.54 ℓ CO2削減量 3.6 s 開けている時間が20秒間の場合と、10秒間の場合との比較
● 庫内温度の設定方法。 室温を控えめに設定すると消費電力量が少なくなりますので、設定が「強」になっていたら「中」や「弱」にすると省エネになります。ただし、食品の傷みには注意してください。
● 設置方法。 本体の周囲(上部及び左右)に適当な間隔をあけて置きましょう。 直射日光の当たるところ、ガスこんろなどの熱源の近くを避けてください。
これら1〜5を合計すると年間で電気167.14 kWhの省エネ効果がある計算になります。
これをみるとエスカルジュニア宅の、178KWh/年節電っていうのも、ありえない数字ではないようです。
では、これらの1〜5を実際に我が家で実行しているのかを妻に確認してみると、
1について、妻に聞いてみると、設定温度はこまめに変更していたようです(妻が変更していることを知らなかった・・・)
2については、冷蔵庫の上部、左右は解放的な空間です。
3については、妻に聞いてみると、冷凍庫は割と詰め込みぎみ、冷蔵庫はそれほどでもないようです。
4、5については、冷蔵庫内の在庫ノートをつけているので、その効果により、開閉時間が短いかもとのこと。
どうやら冷蔵庫の節電効果が高いのは、妻が使い方を頑張っているからのようです。
でも、節電を特に意識しているという訳ではなく、食材管理のなかで、自然とそういう風にしているようです。
妻の知らなかった一面を冷蔵庫を通して発見した気がします。
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