2018年09月12日

東日本大震災と北海道胆振東部地震の地震後の大きな違い。


こんにちは、セミリタイア夫婦(夫)です。

この度の北海道胆振東部地震において被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
また、現在も困難を伴う避難生活を余儀なくされている方々の1日も早い復旧を願っています。

東日本大震災の時は、私達夫婦にとって、大地震以外にもう1つの問題が発生しました。
今回の、北海道地震でも、地震以外にもう1つの問題が発生しました。

そこでそれぞれのもう1つの問題について比べていきたいと思います。
まず、東日本大震災の後の私達夫婦が考えさせられたもう1つの問題とは、「原発事故」です。

地震による直接的な被害はありませんでした。
地震発生当時、私達は、お店を経営しており、
また、自宅マンション買いかえによる引き渡し前といった状況にありました。

地震後すぐに「原発事故」の問題が浮上しました。
そのため、原発の動向を注視せざるをえない状況となりました。

放射能汚染回避のため、お店は数日休業、自宅マンションの通気口を塞ぎ、家にひきこもり。
比較的近距離でしたが、西へ一時避難も。
状況が少し落ち着いてきたら、情報収集とともに、様々な手段による放射線量関連の数値測定開始。
あわせて、内部被ばく回避のために、今後の食糧調達方法を考えることに。
そして、数値測定の結果、お店の閉店決意と移住先検討開始

さらに2011年に購入した自宅の売却。2017年、札幌移住の実行。
つまり、2011年から2017年まで、もう1つの問題である「原発事故」の影響を受けて行動してきました。
6年以上かけて、生活を維持しながら少しづつ、「原発事故」による問題への対応を行ってきたことになります。

そして、今回発生した北海道地震。
地震の後、今回も1つの問題が発生しました。
東日本大震災の時にはなかった、全道停電です。

前回も今回も電力という恵みへの有難さの実感と同時に電力への依存がもたらす弊害を経験し、課題を発見することになりました。

しかし、この2つの地震後の問題での、大きな違いは、原発の稼働状況の違いです。
原発問題のあった東日本大震災では、私達夫婦は6年以上の歳月をかけて生活を変えることになりました。
最も厳しかったのは、住み慣れた地を離れる判断をせざるを得なくなったことです。
北海道地震では、ブラックアウトによる停電、その後の節電とを含めても長くても数カ月の影響で済みそうです。
さらに、空気、水、大地が汚染されることがありません

巨大災害の続出する最近の日本では、原発稼働のリスクはどんどん高まっているように思います。
私自身がもし原発だったとしたら、たった6年間の間で、すでに2度、巨大地震に出会っていることになりますからね。