2018年09月15日

2割節電目標に対し、その結果。14日は10.83%減、13日は15.18%減。そして、2割の節電目標が緩和。


こんにちは、セミリタイア夫婦(夫)です。

北電サイトの「供給実績」をベースにして経産省のツイッターとからめて、
北海道の節電状況を随時レポートしています。
今回は、13日と14日の節電率のまとめです。

 基準日(震災前日)
 9月5日     
(単位:万キロワット)
0時  274
1時  271
2時  280
3時  292
4時  294
5時  286
6時  293
7時  308 14日  13日  
(2割節電開始)
8時  346 12.6%減 19.6%減 
9時  356  9.6%減 17.2%減 
10時 358  8.7%減 17.5%減 
11時 368 11.1%減 16.0%減 
12時 347 10.9%減 15.1%減 
13時 371 12.0%減 16.4%減 
14時 371 12.1%減 15.8%減 
15時 365 11.1%減 15.6%減 
16時 372 11.0%減 14.3%減 
17時 367  9.9%減 11.8%減 
18時 383  10.5%減 12.5%減 
19時 370 10.8%減 12.9%減 
20時 345 10.5%減 12.7%減 
(2割節電終了)
21時 323
22時 301
23時 291

9/13の電力需要は、震災前日比の時間毎の平均値で「15.18%減」
9/14の電力需要は、震災前日比の時間毎の平均値で「10.83%減」

節電目標緩和の報道がありました。

(転載開始)

北海道、節電目標設けず、経産相「計画停電、当面ない」。
2018/09/15  日本経済新聞 朝刊

世耕弘成経済産業相は14日、北海道の家庭や企業に要請している2割の節電目標を緩和すると表明した。
週明けの18日からは数値目標を設けず、「ライフスタイルに大きな変更を必要としない範囲で、できる限りの節電をお願いしたい」と呼びかけた。
電力供給力が上積みできたとして「計画停電は当面実施する必要がない」と語った。

 13日に北海道電力の京極揚水発電所1号機(20万キロワット)が稼働したのに続き、14日午後には同2号機(同)が稼働した。
北海道電力によると、来週以降の供給力の総計は356万キロワットを見込み、現状の需要推計345万キロワットを3・2%上回った。
計画停電の発動水準である1%を大きく上回り、電力の安定供給に最低限必要な3%に届いた。

 経産省は節電がある程度浸透したことも踏まえ、北海道や北海道電力と協議した上で、節電目標の緩和を決めた。

 苫東厚真火力発電所(厚真町)の1号機(35万キロワット)が9月末にも稼働すれば、節電要請自体が解消される見通し。
ただ老朽化した発電所が引き続き稼働していることから、経産相は「大型電源のトラブル停止など、万が一の事態が生じた場合には改めて節電目標を設定する」と語った。
 北海道電力の真弓明彦社長は14日、電力需要の比較的少ない夜間・朝方の時間帯は「普段通りの電力使用で問題ない」と説明した。
一方で苫東厚真火力1号機の稼働までは「厳しい需給状況が続く」として、「需要減1割に向けたできる限りの節電」に協力を求めた。

(転載終了)

計画停電を当面実施する必要がなくなり、2割の節電目標も緩和する。

苫東厚真火力発電所の1号機(35万キロワット)が9月末にも稼働すれば、節電要請自体が解消される見通しで、

それまでは、「需要減1割に向けたできる限りの節電」に協力を。とのこと。

ひとまず、危険な状況は後退したということでホッとしました。

また、今日北電のサイトを見たところ「北海道エリアのでんき予報」(http://denkiyoho.hepco.co.jp/area_forecast.html

が復旧していました。

計画停電回避のため、北海道の節電状況をレポートしていこうと思っていましたが、計画停電実施の可能性が下がったことと「北海道エリアのでんき予報」が復旧したので、レポートは今回で休止とさせていただきます。

今回の地震により、個人的に、北海道の電力事情についての知識不足に対して、危機感が生まれました。
全道停電という電力喪失による影響という課題、そして、それに対し、個人レベルでどう対応し、対策をとるのか。
今後は「直近の危機への対応・対策」から「課題への対応・対策」にテーマを切り替えて引き続き考えていきたいと思っています。

ただ、安心な状態が確認できるまで、節電要請については引き続き継続して協力していきます。