こんにちは、セミリタイア夫婦(夫)です。
新たな北電の供給力が公表されました。
(転載開始)
道内電力、復旧急ぐ、苫東厚真1号機、再稼働1日延期。
2018/09/19 日本経済新聞 朝刊
2018/09/19 日本経済新聞 朝刊
北海道電は苫東厚真1号機について、当初より前倒しして18日の稼働を目指していた。
しかし、ボイラー内で蒸気を作る水の入れ替え・ろ過に時間がかかり、19日午前9時以降に延期した。同社は「設備のトラブルによるものではない」と説明した。
1号機が稼働すれば、地震前のピーク需要383万キロワットを上回る391万キロワットの平均供給力を確保できる。
苫東厚真1号機に続き同2号機(出力60万キロワット)についても、10月中旬としていた予定より早く運転できる可能性が出てきた。
2号機はボイラー配管の11カ所で亀裂や断裂などの損傷が発生した。18日までに配管を交換し、破損箇所がないかを確かめる「水圧試験」を完了した。
近く試運転を始める見込みだ。
ただ、道内電力の最大需要期は冬季だ。2018年1月の需要は最大で525万キロワットだった。今冬も現在より需要が増えるのは確実だ。
北海道電は供給力積み増しへ、定期点検中の火力発電所の再稼働を急ぐ。
知内発電所2号機(35万キロワット)と苫小牧発電所(25万キロワット)、子会社が運営する苫小牧共同発電所(25万キロワット)を、冬までに動かす方針だ。
苫東厚真2号機を含め供給力は536万キロワットとなり、昨冬の最大需要量を上回る。
さらに出力70万キロワットの苫東厚真4号機が動けば、供給に余裕がでる。
一方、懸念もある。北海道電の火力発電所は老朽施設が多い。
稼働から40年の音別発電所2号機(7万4千キロワット)はガスタービンの異常振動で11日に緊急停止し、現在も止まったままだ。
老朽施設などでトラブルが相次げば、供給力の余裕がなくなる可能性もある。
しかし、ボイラー内で蒸気を作る水の入れ替え・ろ過に時間がかかり、19日午前9時以降に延期した。同社は「設備のトラブルによるものではない」と説明した。
1号機が稼働すれば、地震前のピーク需要383万キロワットを上回る391万キロワットの平均供給力を確保できる。
苫東厚真1号機に続き同2号機(出力60万キロワット)についても、10月中旬としていた予定より早く運転できる可能性が出てきた。
2号機はボイラー配管の11カ所で亀裂や断裂などの損傷が発生した。18日までに配管を交換し、破損箇所がないかを確かめる「水圧試験」を完了した。
近く試運転を始める見込みだ。
ただ、道内電力の最大需要期は冬季だ。2018年1月の需要は最大で525万キロワットだった。今冬も現在より需要が増えるのは確実だ。
北海道電は供給力積み増しへ、定期点検中の火力発電所の再稼働を急ぐ。
知内発電所2号機(35万キロワット)と苫小牧発電所(25万キロワット)、子会社が運営する苫小牧共同発電所(25万キロワット)を、冬までに動かす方針だ。
苫東厚真2号機を含め供給力は536万キロワットとなり、昨冬の最大需要量を上回る。
さらに出力70万キロワットの苫東厚真4号機が動けば、供給に余裕がでる。
一方、懸念もある。北海道電の火力発電所は老朽施設が多い。
稼働から40年の音別発電所2号機(7万4千キロワット)はガスタービンの異常振動で11日に緊急停止し、現在も止まったままだ。
老朽施設などでトラブルが相次げば、供給力の余裕がなくなる可能性もある。
(転載終了)
新聞記事をベースに今後の北電の供給力をみています。これまでみてきた供給力の今後の推移が下記。
『9月14日の供給力は、370〜380万キロワットに。
これは、京極揚水発電所2号機20万キロワットの再稼働による。
9月19日の供給力は、405〜415万キロワットに。
これは、苫東厚真火力発電所1号機35万キロワットの再稼働(予定)による。
10月中旬以降の供給力は、465〜475万キロワットに。
これは、苫東厚真火力発電所2号機60万キロワットの再稼働(予定)による。
11月以降の供給力は、535〜545万キロワットに。
これは、苫東厚真火力発電所4号機70万キロワットの再稼働(予定)による。
これらの供給力には太陽光発電や風力発電は入っていないので、その分は供給増要素。一方、本州からの供給(北本連系線)や他企業の自家発電は供給減の可能性もある。』
今日の新聞記事では、新たな供給能力が公表されました。
それは、「知内発電所2号機(35万キロワット)と苫小牧発電所(25万キロワット)、子会社が運営する苫小牧共同発電所(25万キロワット)を、冬までに動かす方針だ」
ちなみに、知内発電所2号機(35万キロワット)は火力発電所、苫小牧発電所(25万キロワット)は火力発電所、苫小牧共同発電所(25万キロワット)は調べてみると、北海道パワーエンジニアリング株式会社が運営する火力発電所。
知内発電所2号機と苫小牧発電所は北電設備、苫小牧共同発電所は、北海道パワーエンジニアリング設備だ。
これらを冬までに動かすとのことなので、明確に時期は記載されていないが、11月位かな?
とすると、これら85万キロワットが11月以降に稼働されるとして、今後の供給力の推移を下記に変更する。
『9月14日の供給力は、370〜380万キロワットに。
これは、京極揚水発電所2号機20万キロワットの再稼働による。
9月19日の供給力は、405〜415万キロワットに。
これは、苫東厚真火力発電所1号機35万キロワットの再稼働(予定)による。
10月中旬以降の供給力は、465〜475万キロワットに。
これは、苫東厚真火力発電所2号機60万キロワットの再稼働(予定)による。
11月以降の供給力は、620〜630万キロワットに。
これは、苫東厚真火力発電所4号機(70万キロワット)、知内発電所2号機(35万キロワット)と苫小牧発電所(25万キロワット)、苫小牧共同発電所(25万キロワット)再稼働(予定)による。
これらの供給力には太陽光発電や風力発電は入っていないので、その分は供給増要素。一方、本州からの供給(北本連系線)や他企業の自家発電は供給減の可能性もある。』
1月の最大需要の約525万キロワット。供給力の推移から、11月以降、620〜630万キロワット確保されるので、風力発電抜きでも余裕でクリアできる。
さらに、もう1つ、潜在供給力があることが分かった。
今行っている、供給力の積み上げの基準日は9月13日。
本日の新聞記事で、「稼働から40年の音別発電所2号機(7万4千キロワット)はガスタービンの異常振動で11日に緊急停止し、現在も止まったままだ」とあるが、
音別発電所2号機(7万4千キロワット)は、すでに11日に停止しているとのことなので、13日時点の火力発電の供給力172万キロワットの中には含まれていないと思われるので、
この音別発電所2号機7万4千キロワットも潜在的な供給力ともいえる。
昨日発見した北本連系線の最大供給力と上記積み上げ分の差(20万キロワット)と合わせ27万4000キロワットが潜在供給力として存在する。
〇これまでの記事
〇情報サイト
北電「北海道エリアの需給状況」
【〇北海道再生可能エネルギー100%を目指せの最新記事】
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