2018年11月09日

「他企業の自家発電」は北電以外の北海道の供給力。北電の供給力はこれからどうなるか?(18)


こんにちは、セミリタイア夫婦(夫)です。

新聞報道を元に今冬の最大電力需要予想と北電が今冬に確保できる供給力は下記。
需要規模が525万キロワット供給力は753.225万キロワット
これを発電方法毎にみてみると、

『火力発電所 478.94万キロワット
水力発電所 70万キロワット
京極揚水発電所 40万キロワット
他企業の自家発電 115.225万キロワット
本州からの供給 60万キロワット
(北本連系設備)
合計約764.165万キロワットとなる。

約11万キロワット分、過大となっている理由は、苫東厚真3基分は当ブログでは、継続して165万キロワットとしているのに対し、
最近の新聞記事では、154万キロワット(家庭や事業所に届くまでのロスを差し引いた送電端ベース)と過小となっているため。
(泊原発、太陽光発電、風力発電は入っていない。水力発電設備から、約55万キロワットが潜在供給力として存在。音別発電所廃止含まず。)』

これから、このうち、「他企業の自家発電」の115.225万キロワットについてみていきたい。
「他企業の自家発電」は北電以外の北海道の供給力だ。これを探していくことになる。
「他企業の自家発電」については、その全容をつかみにくいため、ピッタリ115.225万キロワットという訳にはいかない。
それは、これまでの日本の電力政策や電力の自由化等により、現在、北海道においても北電以外の様々な発電事業を行う企業・自治体が存在しているからだ。

これからみていく様々な主体による供給力が「他企業の自家発電」枠である115.225万キロワットに含めていいのかどうか判断できない可能性もある。
しかし、判断できなくても115.225万キロワット以外の供給力は、北海道のもつ供給力といえる。
「他企業の自家発電」が115.225万キロワットを超えるならば、供給余力が増えることになり、北電の電力需要を減らす可能性もあるので、供給予備率をあげることにつながるはずだ。
115.225万キロワットに届かなければ、当ブログでみつけられない「他企業の自家発電」があるだけだということになる。

なので、この「他企業の自家発電」は、あまり深追いせず、発見次第その都度上書きしていくようにしたい。

(報道では、太陽光発電、風力発電は、北電の供給力には含めていないため、これからみていく「他企業の自家発電」の115.225万キロワットにもこれらを含めず、別枠としてとらえる)

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