2018年11月16日

戦後、北海道の需要の増加に対して、北電、電源開発、北海道が水力開発を進めてきた。北電の供給力はこれからどうなるか?(23)


こんにちは、セミリタイア夫婦(夫)です。

これまでの記事で、北海道の企業6社により、「他企業の自家発電」115.225万キロワットの内の、『87.1605万キロワット+千歳発電所群(千歳川に5か所、漁川に1か所)?万キロワット』の供給力があることをみた。

今回は、北海道の道営電気事業の供給力についてみていく。
企業ではなく、北海道についてだ。

HPには、下記記載がある。

「道営電気事業は、河川総合開発事業及び国のエネルギー政策である中小水力電源開発促進の一環として電源開発を行うことを基本に、鷹泊発電所、二股発電所(平成25年8月30日廃止)、川端発電所、岩尾内発電所、ポンテシオ発電所を建設しました。
また、国産エネルギー資源の開発と産炭地振興を図るために滝下発電所を建設、並びに北炭真谷地炭鉱(株)から自家用発電所の清水沢発電所及び滝の上発電所を取得しました。
その後、夕張シューパロダム建設に伴い、二股発電所を廃止しましたが、平成27年4月1日からシューパロ発電所の運転を開始し、現在では、道内8水力発電所(合計出力84,270kW)を運営しています」

戦後に運転を開始した水力発電が多い。需要の増加に対して、北電だけでなく、前述した、電源開発(株)や北海道が共に水力開発を進めてきたのが、戦後の北海道の電力の歩みのようだ

〇水力発電所
発電所      出力(kw)     運開年月
 
シューパロ 28,470kW  平成27年4月
清水沢  3,400kW   昭和15年5月
滝下  16,600kW   平成4年4月
滝の上  1,900kW   大正14年1月
川端   4,200kW   昭和37年12月
鷹泊   5,700kW   昭和28年2月
岩尾内 13,000kW   昭和45年12月
ポンテシオ 11,000kW  昭和58年6月

合計8カ所 8.427万キロワット

 ここまでをまとめると、
『企業別では、
王子HD:8.375万キロワット+千歳発電所群(千歳川に5か所、漁川に1か所)?万キロワット
日本製紙:8万キロワット
JXTGエネルギー:9.9万キロワット
新日鉄住金:33万キロワット
電源開発:21.627万キロワット
ほくでんエコエナジー(株):6.2585万キロワット
北海道:8.427万キロワット

合計95.5875万キロワット+千歳発電所群(千歳川に5か所、漁川に1か所)?万キロワット

(別枠:太陽光、風力)
王子HD:0.125万キロワット(太陽光)
電源開発:8.995万キロワット(風力)
ほくでんエコエナジー(株):0.3万キロワット(太陽光)

合計9.42万キロワット』

『エネルギー別では、
火力:57.74万キロワット
水力:37.8475万キロワット+千歳発電所群(千歳川に5か所、漁川に1か所)?万キロワット

合計95.5875万キロワット+千歳発電所群(千歳川に5か所、漁川に1か所)?万キロワット

(別枠:太陽光、風力)
太陽光:0.425万キロワット
風力:8.995万キロワット

合計9.42万キロワット』

『「他企業の自家発電」の115.225万キロワットの内の、95.5875万キロワット+千歳発電所群(千歳川に5か所、漁川に1か所)?万キロワット』
が6社と北海道による。


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