こんにちは、セミリタイア夫婦(夫)です。
これまでの記事で、北海道の企業6社と北海道により、「他企業の自家発電」115.225万キロワットの内の、『95.5875万キロワット+千歳発電所群(千歳川に5か所、漁川に1か所)?万キロワット』の供給力があることをみた。
今回は、北ガスの供給力についてみていく。
(転載開始)
北ガス、電力20万世帯分に相当、LNG火力営業運転。
2018/10/12 日本経済新聞
北海道ガスは11日、石狩湾新港に新設した液化天然ガス(LNG)火力発電所の営業運転を始めた。
総事業費は約100億円で、出力は一般家庭20万世帯分の電力に相当する7万8千キロワット。
自前の発電所を整備し、新電力事業者として顧客開拓を急ぐ。
同発電所は10台のガスエンジンで発電し、運転台数を増減して電力需要の変動に対応する。
将来は10万キロワットまで拡張する。
発電所の排熱を都市ガス生産に必要なLNGを気化させるための熱に活用。
ガス製造の燃料コストも抑えられる。
北ガスは胆振東部地震発生2日後の9月8日から節電要請が解除された19日まで、試運転段階にあった同発電所を1カ月前倒ししてフル出力で稼働。
北海道電力へ電力を供給した。全道停電の復旧に一役買った経緯がある。
北ガスは自前電源の増強に伴って同日、新しいオール電化住宅向けの省エネ電気料金プランを発表した。
スマートメーターで直近1年間の最大電気使用量を計って、その値の2倍を契約電力とする実量制を導入。
省エネを進めると、固定額の基本料金よりも抑えることができる。
2018/10/12 日本経済新聞
北海道ガスは11日、石狩湾新港に新設した液化天然ガス(LNG)火力発電所の営業運転を始めた。
総事業費は約100億円で、出力は一般家庭20万世帯分の電力に相当する7万8千キロワット。
自前の発電所を整備し、新電力事業者として顧客開拓を急ぐ。
同発電所は10台のガスエンジンで発電し、運転台数を増減して電力需要の変動に対応する。
将来は10万キロワットまで拡張する。
発電所の排熱を都市ガス生産に必要なLNGを気化させるための熱に活用。
ガス製造の燃料コストも抑えられる。
北ガスは胆振東部地震発生2日後の9月8日から節電要請が解除された19日まで、試運転段階にあった同発電所を1カ月前倒ししてフル出力で稼働。
北海道電力へ電力を供給した。全道停電の復旧に一役買った経緯がある。
北ガスは自前電源の増強に伴って同日、新しいオール電化住宅向けの省エネ電気料金プランを発表した。
スマートメーターで直近1年間の最大電気使用量を計って、その値の2倍を契約電力とする実量制を導入。
省エネを進めると、固定額の基本料金よりも抑えることができる。
(転載終了)
以前に北ガスの供給について検証した。
この時の内容をもう一度確認することにする。
で検証した内容を要約すると下記。
供給の推移の始点である9月13日時点の北海道電力の電力供給力は353万キロワット。
その内訳として火力発電所が172万キロワット。
北海道ガスのLNG火力発電所は7.5万キロワット。
北海道ガスのLNG火力発電所は7.5万キロワット。
この火力発電所の供給力172万の中に北海道ガスのLNG火力発電所7.5万が含まれているのかどうかが不明だった。
検証したところ、13日時点の北電所有の火力発電所の発電能力は、計172万のうち165万キロワット。
そのため、実際の北電の火力発電所の供給力では7万キロワットが、新聞記事の火力発電所合計172万キロワットに対して不足していたことになる。
なので、おそらく、北海道ガスのLNG火力発電所 7.5万キロワットが火力発電所172万キロワットに含まれていたと予想した。
そのため、ややこしいが、今回の新聞報道の内容は、13日時点での北電の火力発電の一部として織り込み済みということになる。
「他企業の自家発電」の対象にはならなそうだ。
今回取り上げた新聞記事では、9月19日まで北海道電力へ電力を供給していたとのことなので、現時点では、13日時点の火力発電所合計172万キロワットから外れていることになる。
つまり、北電の供給力の中から7.5万キロワット分は外れている。
ただ、この7.5万キロワットは、北電の供給力から外れていても北電の供給力(「他企業の自家発電」を含む)753.225万キロワットの中に入っていることに違いはない。
ここでは、新聞記事での7.8万キロワットとこれまで北ガスの供給力としてとらえていた7.5万キロワットの差額0.3万キロワットを「他企業の自家発電」に追加する。
ここまでをまとめると、
『企業別では、
王子HD:8.375万キロワット+千歳発電所群(千歳川に5か所、漁川に1か所)?万キロワット
日本製紙:8万キロワット
JXTGエネルギー:9.9万キロワット
新日鉄住金:33万キロワット
電源開発:21.627万キロワット
ほくでんエコエナジー(株):6.2585万キロワット
北海道:8.427万キロワット
北ガス:0.3万キロワット(実際には7.8万キロワット)
日本製紙:8万キロワット
JXTGエネルギー:9.9万キロワット
新日鉄住金:33万キロワット
電源開発:21.627万キロワット
ほくでんエコエナジー(株):6.2585万キロワット
北海道:8.427万キロワット
北ガス:0.3万キロワット(実際には7.8万キロワット)
合計95.8875万キロワット+千歳発電所群(千歳川に5か所、漁川に1か所)?万キロワット
(別枠:太陽光、風力)
王子HD:0.125万キロワット(太陽光)
電源開発:8.995万キロワット(風力)
ほくでんエコエナジー(株):0.3万キロワット(太陽光)
電源開発:8.995万キロワット(風力)
ほくでんエコエナジー(株):0.3万キロワット(太陽光)
合計9.42万キロワット』
『エネルギー別では、
火力:58.04万キロワット
水力:37.8475万キロワット+千歳発電所群(千歳川に5か所、漁川に1か所)?万キロワット
合計95.8875万キロワット+千歳発電所群(千歳川に5か所、漁川に1か所)?万キロワット
(別枠:太陽光、風力)
太陽光:0.425万キロワット
風力:8.995万キロワット
風力:8.995万キロワット
合計9.42万キロワット』
『「他企業の自家発電」の115.225万キロワットの内の、95.8875万キロワット+千歳発電所群(千歳川に5か所、漁川に1か所)?万キロワット』
が7社と北海道による。
〇これまでの記事
〇情報サイト
北電「北海道エリアの需給状況」
【〇北海道再生可能エネルギー100%を目指せの最新記事】
- 再び陸奥湾を震源に地震。日本では地震10..
- 昨日、むつ市の「中間貯蔵施設」など原子力..
- 首都圏の原子力による電力は、新潟県でつく..
- 【原発安い?】まだ未稼働の六ケ所村再処理..
- 『乾式キャスク』について。数十年間の便利..
- 原発が稼働している場所が、「最終処分場」..
- 今年の元日に発生した能登半島地震。もしも..
- 震災後、東日本では初となる女川原発2号機..
- 「再エネ賦課金」のように目に見える形で「..
- 5年前提案の『【電力】北海道再生可能エネ..
- 2024年9月までの節電目標の結果は?2..
- 2023年の節電目標の結果は?2020年..
- 東日本大震災から12年。もし、原発が、自..
- 2023年2月の電力使用量(電力使用量ベ..
- 2023年1月の電力使用量(電力使用量ベ..
- 2022年の節電目標の結果は?12月の電..
- 2022年11月の電力使用量は、2020..
- 2022年10月の電力使用量は、2020..
- 2022年9月の電力使用量は、2020年..
- 燃料費が上昇してきたからと、燃料費調整制..