2018年12月01日

札幌は、年間の気温差が46.6度ある。しかも最低気温は−12.7度だ。北海道再生可能エネルギー100%を目指せ!(32)


こんにちは、セミリタイア夫婦(夫)です。

月毎に電力のピークとボトムの差の違いが生じる原因の1つとして、月内の気温の変動幅にあるのではないかと仮説を立ててみることにする。
北海道の電力需要は夏より冬の方が大きい。
なので、
・寒くなりはじめ
・寒さがゆるくなる
・寒さのピーク
・暑さのピーク
あたりに注意してみていくことにする。
ということで、気温について調べてみる。
ただ、気温をみてみるにしても北海道は広大だ。
九州と四国をあわせた以上の面積があり、気温の変化も場所によって違いがある。
そこで人口が一番多い都市の電力需要の動向が重要だとみなして札幌の気温の変化についてみていくことにする。

(2017年)
    最高気温  日 最低気温   日  気温差
 9月 26.9     7.6 29 19.3
10月 22.3     1.4 23 20.9
11月 17.4    −6.6 19 24.0
12月  8.8 25  −9.0   17.8

(2018年)
    最高気温  日 最低気温   日 気温差
 1月  5.9   −12.7 25 18.6
 2月  4.4 23 −11.1   15.5
 3月 16.4 28  −7.8 17 24.2
 4月 24.5 30  −0.3   24.8
 5月 28.2 30   5.6   22.6
 6月 30.7     7.2 15 23.5
 7月 33.9 31  10.5   23.4
 8月 32.5    12.8 18 19.7

1ヶ月間の気温差の上位6か月は

1位  4月 24.8度
2位  3月 24.2度
3位 11月 24.0度
4位  6月 23.5度
5位  7月 23.4度
6位  5月 22.6度

電力需要の差が大きかったのは
1位  3月 227.6万キロワット
2位  1月 204.6万キロワット
3位  7月 192.6万キロワット
4位 11月 185.4万キロワット
5位 12月 178.0万キロワット
6位 10月 177.2万キロワット

倍率が大きかったのは
1位  3月 1.83倍
2位  7月 1.77倍
3位 10月 1.72倍
4位  8月 1.67倍
5位 11月 1.66倍
6位  1月 1.64倍

仮説では、月内の気温の変動幅が原因で月毎に電力需要の差が生じるとしていたものの、若干違う面もありそうだ。

もちろん、冬から春に向かう(寒さが緩みはじめる)3月や秋から冬に向かう(寒くなりはじめる)11月の月内の気温の変動幅は大きく、その時期に電力需要のピークとボトムの差が大きくなる傾向がある。

ただ、3、4、5、6、7月の気温の変動幅も約23〜25度と大きい。

札幌は、春から夏にかけての気温差も大きいのだ。

その時期は、暑さのピークがくる7月以外、電力需要の差が大きいという訳ではない。
暖かくなってくれば、気温差がいくら大きくても電力需要の差には影響がないということだろう。

ちなみに、札幌は、年間の気温差が46.6度ある。しかも最低気温は−12.7度だ。
夏でも、半袖だけという訳にはいかなかったのは、春から夏の各月の月内の気温差が大きいからだということを認識できた。

次回も、もう少しだけ、気温と電力需要の関係について見てみたい。


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