2018年12月05日

石狩湾新港発電所1号機が無視される不思議?北海道再生可能エネルギー100%を目指せ!(36)


こんにちは、セミリタイア夫婦(夫)です。

昨日、当ブログ記事で、
『「経産省は今冬の電力供給力(2月)を611万キロワットと想定している」が、実際には太陽光、風力除くで約760万キロワットの供給力がある。
経産省の供給力の見積りは北電や日経新聞の見積りより小さい』
と書いたが、経産省のいう今冬の電力供給力とは何かについて具体的にみてみる。

「経産省は今冬の電力供給力(2月)を611万キロワットと想定している」の610万キロワットは、下記記事の数値だろうか?(下記11月1日新聞記事)
もしもこれだとすれば、この時点では2月に新設予定だった石狩湾新港発電所1号機56万9400キロワットは供給力に含まれていなかった。
その後、この石狩湾新港発電所1号機が予定より早く稼働・供給を始めた。(下記11月23日新聞記事)
なので、これを含めるだけでも667万9400キロワットとなる。
しかし、経産省は、この稼働を始めた石狩湾新港発電所1号機を入れることなく、611万キロワットのままで、数値目標を設けない節電を要請している。(下記12月1日記事)
ということになるだろう。

(転載開始)

〇北電、地震で特損42億円――今冬、安定供給にメド。
2018/11/01  日本経済新聞 地方経済面
北電は気温が低くなり暖房などで電気を多く使用する12〜2月の電力需要は525万キロワットと試算する一方、供給力は610万キロワット台を確保できるとした。

〇石狩湾新港火力1号機フル稼働。
2018/11/23  日本経済新聞 地方経済面  
北海道電力は22日、液化天然ガス(LNG)を燃料とする石狩湾新港火力発電所(北海道小樽市)の1号機(出力56万9400キロワット)が21日からフル出力に達したと発表した。
1号機は総合試運転の段階で、10月11日から発電を開始。冬の需要期に電力を本格的に供給できるように動作確認などを進める。
1号機は2019年2月に営業運転を開始する予定。ただ、北電は9月の地震後の大規模停電の反省を踏まえ、試運転で発電する電力も利用者に供給する方針だ。

〇企業、照明・空調を間引き、数値目標を設けない節電スタート、復旧途上の経済、停滞も。
2018/12/01  日本経済新聞 地方経済面 
北海道で電力需要が増える冬場を前に、道内で数値目標を設けない節電が12月1日から始まる。
経産省は今冬の電力供給力(2月)を611万キロワットと想定している。

(転載終了)

この経産省が想定している数値について、北電や日経新聞はおかしいと感じなかったのだろうか?


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