2018年12月22日

7月は、再エネ割合35.64%と依然高水準。再生可能エネルギーは不安定だといわれているが・・・、そうでもない。北海道再生可能エネルギー100%を目指せ!(51)


こんにちは、セミリタイア夫婦(夫)です。

北海道の電力需要についてみている。
今回は今年7月の電力需要とそれに対応する供給方法についてみていく。

その結果が下記。( )は発電方法別にみた年間構成。
1年を100%とするので、ひと月当たり8.3%を基準として発電方法毎の月ごとの特性をみる。
月により日数が異なるので、一律8.3%とすると若干の誤差が生じるが、比較しやすさを優先させる。

単位(MWh)
      
需要  2396403(7.67%)
原子力         0(0%)
火力     1527181(6.64%)
水力      569470(11.88%)
地熱         545(0.46%)
バイオマス  5208(9.89%)
太陽光   152218(10.86%)
風力      57427(5.75%)
揚水       69231(26.64%)
連系線     15466(2.50%)
 (基準8.3%、基準以上赤字)

需要に対しての構成をみる。( )内は年間の構成。
原子力    0%  (0%)
火力     63.73%(73.62%)
水力     23.76%(15.34%)
地熱      0.02%(0.38%)
バイオマス0.22%(0.16%)
太陽光    6.35% (4.49%)
風力      2.40%(3.20%)
揚水      2.89%(0.83%)
連系線    0.65%(1.98%)

平均が下記。( )内は年間の平均。

需要  3221 (3567)
原子力     0 (0)
火力    2053(2626)
水力     765  (547)
地熱      (13)
バイオマス 7 (6)
太陽光  205 (160)
風力    77  (114)
揚水     93  (30)
連系線   21  (71)

1年間を通しての需要平均は356.7万キロワットのところ、
2018年7月の需要平均は322.1万キロワットだった。

火力  63.73%
北本連携線 0.65%

残りが再生可能エネルギーだ。
2018年7月の再生可能エネルギー 35.64%
(1年間の再生可能エネルギー 24.4%)

2018年7月の
最大需要は442.3万キロワット。
最小需要は249.7万キロワット。
平均需要は322.1万キロワット。

7月は、再生可能エネルギー割合が6月よりやや下がるものの35.64%と依然高水準。
風力が減少し、太陽光が増加。風力と太陽光が月毎に交互に増減しつつ、補完しあっている感じ。
再生可能エネルギーは不安定だといわれているが、月毎に見ていく限りにおいては、再生可能エネルギー全体でみれば、安定している。

他の注目すべき点として、揚水が増加していることと地熱が減少していること

〇北海道の再生可能エネルギー割合

2017年9月の再生可能エネルギー 21.01%
2017年10月の再生可能エネルギー 18.24%
2017年11月の再生可能エネルギー 21.79%
2017年12月の再生可能エネルギー 15.94%
2018年1月の再生可能エネルギー 14.39%
2018年2月の再生可能エネルギー 14.98%
2018年3月の再生可能エネルギー 20.99%
2018年4月の再生可能エネルギー 32.45%
2018年5月の再生可能エネルギー 39.82%
2018年6月の再生可能エネルギー 38.65%
2018年7月の再生可能エネルギー 35.64%
2018年8月の再生可能エネルギー

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