2024年11月12日

『乾式キャスク』について。数十年間の便利さと引き換えに一体どれほどの負担を後世に残すことになるのか?北海道再生可能エネルギー100%を目指せ!(132)


こんにちは、エスカルジュニア(夫)です。


ここで、「乾式貯蔵施設」って何?から


さらに、今回『乾式キャスク』って何?について、もう少し考えてみたいと思います。

前回記事で、乾式キャスクについて、

『輸送にも使用されるキャスクは国際原子力機関(IAEA)の輸送規則や国内の法令に基づいて、
輸送中に想定されるさまざまなトラブルに対しても安全機能が損なわれることがないことを確認しています』

この一文からは、あくまでの輸送中のトラブルに対応しているだけということなのでは?

長期保管用というわけではないのでは?

と直感的に感じたのは、乾式キャスクの下記試験内容についての疑問から。

・落下試験Tー9Mの高さから落下
・落下試験Uー1Mの高さから丸棒上に落下
・耐火試験ー800℃で30分
・浸漬(しんせき)試験ー15Mの水中に8時間・200Mの水中に1時間


まず、『・耐火試験ー800℃で30分』

この施設を狙うテロへの脅威もあるが、『乾式キャスク』が多数保管される「乾式貯蔵施設」でもしも火災が発生したらどうなる。

万が一発生したとして、そもそも短時間で消せるのか?

爆発することはないのか?


『・落下試験Tー9Mの高さから落下
・落下試験Uー1Mの高さから丸棒上に落下』

『・浸漬(しんせき)試験ー15Mの水中に8時間・200Mの水中に1時間』


能登地方では、元旦の地震の後、集中豪雨にも見舞われました。

珠洲市にもしも珠洲原発が稼働していて、さらに「乾式貯蔵施設」を採用していたとしたら

地震の揺れ地盤が数メートル隆起津波洪水これらすべてをこの1年間の間で経験していたかもしれません。

洪水で水没したまま8時間経過してしまったら

津波に飲み込まれたまま8時間経過してしまったら

地震の揺れで「乾式貯蔵施設」が崩落し、1M以上の高さから丸棒上に落下したら

地盤が数メートル隆起し、9M以上の高さから落下したら

試験基準は、輸送へのトラブル対応であって、長期保管へのトラブルへの対応として問題ないのか?

「乾式貯蔵施設」が水没し、高線量の水につかったら同じ敷地内にある稼働中の原発においても作業できなくなって、原発放置の事態とならないか?

「乾式貯蔵施設」が「最終処分場」化するとしたら、何千年、何万年レベルの相当長期間の間保管が必要になるのでは?

そのような長期間の間に『乾式キャスク』の交換や「乾式貯蔵施設」の建て替えをどのくらい繰り返すことになるのだろうか?

その保管費用は一体誰が負担するのか?

そもそも、「乾式貯蔵施設」は、空気で冷やす。

ということは、放射能は周囲の空気中に漏れないのか?

数十年間の便利さと引き換えに一体どれほどの負担を後世に残すことになるのか?


〇これまでの記事




〇節電に役立つツール



バッド(下向き矢印)バッド(下向き矢印)バッド(下向き矢印)こちらもどうぞ

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。