こんにちは、エスカルジュニア(夫)です。
旧函館公会堂について。
1907(明治40)年の大火で、函館区の約半数12000戸余りが消失。
大火で焼失した町会所に代わる施設として、1910(明治43)年に完成。
5万8千円の総工費の内、5万円もの大金を寄付したのは、豪商、相馬哲平。
基坂の坂上にあり、バルコニーからの眺めが素晴らしい。
左右対称の木造2階建て洋風建物。
瓦屋根に屋根窓が設置。
この屋根窓は、北海道独特の洋風スタイルで、旧道庁など多くの公共建築に用いられていたようです。
2階の貴賓室の壁紙は、イギリス製の輸入品。
暖炉のタイルもイギリス製。
1階には、大食堂や球戯室、洋風浴室、和風浴室等。
2階へ。
2階には、大広間やバルコニー、御座所、御食堂、御寝室等。
前述の輸入の壁紙でしょうか。
2階の大広間は、畳260枚分。
柱が一本もない釣り天井。
バルコニーからの眺め。
バルコニーには出られませんでした。
降雪で視界不良でしたが、徐々に天候が回復してきました。
外壁のカラーは
第一期:青灰色×黄色
↓
第二期(1922年頃):黄土色
↓
第三期(1959年):ピンク×白
↓
第四期(昭和末期):青灰色×黄色
今の外壁カラー、当初の外壁カラーに戻したんですね。
といっても、もちろんピンクや黄土色のカラーを見たことはないのですが。
青灰色×黄色への復原は、ピンク×白の外観に慣れ親しんでいた当時の市民の間で議論を呼んでいたようです。
ピンクの外壁といえば、遺愛幼稚園もピンクですね。
遺愛幼稚園のこんな感じのピンクならば素敵だったのかもしれませんね。
でも、個人的には、その前の外壁カラー変更時の黄土色からピンクにするというのも大きい変更な気がするのですが。
今なら、プロジェクションマッピングで、当時の黄土色やピンクバージョンも再現できるのでは?
見てみたいものです。
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